
作曲:都丸智栄 2017.3.28【下北沢 lete】にて録音
≪作曲者コメント≫ -都丸智栄(Accordion)-
友人が京都の僕の家に遊びに来た時の話です。大きなカートの半分を占める箱を取り出して、【ドール】を見せてくれたことがありました。ドールというのはつまり球体関節人形のことで、雰囲気はフランス人形に近いのかなと思います。それを肌の色、髪型、髪の色、瞳の色、目の大きさ、洋服、他様々なことを決めて、自分好みにオーダーメイド&カスタムしたもの。
お茶してる時にドールを出してもらって、テレビの台に腰かけさせたんですが、何といえばいいのか、物凄い魔力を持ってる訳です。眼力がスゴイというか(笑)
真正面から見た時にゾワッとしたのを覚えています。
僕は曲を作る上で、自分にとっての非日常を大切にしているので、これはこのエピソードで曲を作れるのでは?と考えた訳です。 曲の雰囲気は全体的にフンワリしたワルツ(3拍子)になってます。
アコーディオンソロから始まり、 あれ、この曲は切ないのかな?って思ったら優しいAメロがくる。 あ、優しい感じなんだ!って思ったら、爽やかなBメロがくる。
そして、予想を裏切るCメロの転調とある意味壮大な曲調みたいなところが自分では気に入っています。 ヨース毛、都丸、ウエッコのアドリブもこの曲の聴きどころだと思います。
ザッハトルテでは今までになかった曲調。 『高貴な人形』がみなさんの愛聴曲になるのを願っております。